【暗やみ本屋ハックツとは?】
暗やみの中で懐中電灯を持ってお気に入りの本を探すちょっと変わった本屋です。
一冊どれでも100円だけど入れるのは19歳まで
つまり" 20歳以上の入店お断り”
マンガ、雑誌、文庫本など単純に面白かった本や泣けた本、時には人生を大きく変えてくれる本など、全国から届いたオススメの本が真っ暗な店内のいたるところに隠されています。
暗やみの中を探し歩きお気に入りの一冊を見つけてみて!
【ルール】
制限時間15分
入場料として100円を払う。
ひとり1日一冊までしか持ち帰れない。
入店資格:19歳以下
営業時間:11時〜5時(土日のみ営業)
【発掘者の声】
★暗闇の中、素敵な本に出会うことができました。
★めっちゃ角の暗い所にあったけど見つけちゃいました☆
★中に入り、いくつか本を手にとり、何故だか直感で「これだ!」と思いました。本でよく泣いてしまう私なので、この本でどのくらい泣いてしまうかわかりませんが、楽しみに読んでみます♪
★19才のうちに、この本やさんに出会えてよかったって思います!!
★「みんなとちがってよかったね」という表紙のフレーズにひかれました!思春期の時期にとってもいい作品だなと思いました。これからじっくり読んでみます!
★まえにも見たことがあった本ですが、暗闇で見つけたら今までにないくらい読みたくなりました!!(笑)
【暗やみ本屋ハックツのできるまで】
暗やみ本屋ハックツをはじめるきっかけとなったのは2002年のこと。
私は勤めていた会社を辞めて無職だった。私は今後の進路に悩んでいた。そんな時、偶然知り合ったお母さんに息子の家庭教師を頼まれた。ただ、中学3年生の彼は、不登校でずっと学校に行っていなかった。
彼はとてもおとなしく、あまり話をしない子どもだった。私はすぐには彼に勉強を教えなかった。毎日のように彼とただ一緒にゲームをしたり、くだらない話をした。
すると彼は少しずつ笑顔が増えて元気になっていった。そして勉強も自ら進んでするようになり、彼はめでたく受験に合格して高校生になった。私のような無職で将来に悩む者でも彼の力になれたのだ。私はとても嬉しかった。
彼の周りには立派な大人や先生がいるのに、どうして私みたいなプータローが彼を元気にできたのだろうか?もしかしたら、たくさんの大人が子どもと時間を共有することが大切なのではないだろうか。家庭や学校など限られたコミュニティとは別に、いろんなタイプの大人と出会う場が子どもには必要ではないだろうか。わたしはこの時の家庭教師の経験からそう強く思うようになった。
その10年後、私は新潟市西区内野町で小さな本屋をはじめた。そこにあの時の思いを込めて、地下に古本コーナーをつくった。これが最初の暗やみ本屋ハックツである。ここには本を寄贈した大人とそれを買った子どもが繋がれるように、たくさんの工夫がされている。大人と子どもが時間を共有する場だ。そして1冊の本を通して、子どもたちの世界がぐんと広がっていくのだ。
ツルハシブックス劇団員(店主) 西田 卓司
4月30日までクラウドファンディングやってます!
寄付にご協力ください。
本を通して中高生に手紙を届ける暗やみ本屋ハックツを創りたい!
https://readyfor.jp/projects/hakkutsu
■ブックスタマ上石神井店 〒177-0044東京都練馬区上石神井1-6-12
暗やみ本屋ハックツは今までにない本との出会い、さらにその1冊の本を通じて子どもたちが人や地域と繋がっていく事を目的としています。この活動すべて全国のみなさまの寄贈本・寄付金・ボランティアスタッフに支えられています。みなさまのご支援ご協力に心より感謝しております。
西田卓司(ツルハシブックス店主)
加藤勤(ブックスタマ代表取締役社長)
金子仁哉(サンクチュアリ出版取締役副社長)
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