『アートを続けてく秘訣は、「やめない」ってことよ。』
神戸からやって来たアーティスト、フジマさんが7月の内野町滞在中に言っていたシンプルで、とても印象的な言葉です。でも、「やめない」でいるってことは、非常に難しいことだと僕は思います。
アートや音楽に限らず、自分はこれをやり続けたいという物事があって日々取り組んでいる人でも、「俺、こんなことやってていいのかな〜」「もう少しでやめなきゃいけないんじゃないか」みたいな自分の心の中での葛藤があると思います。
今、普段一緒に演奏している20代の若いミュージシャンや写真を撮ってる人たち、絵を描いている大学生たちから、そういう葛藤の声を聴くことがあります。
フジマさんは大型トラックの運転手などしながら、15年以上、絵を描いてきて、色々と苦難や挫折、葛藤の時期を越えながらずっと創作をしてきました。
なので、彼の創作に打ち込む真剣で真摯な姿を、ぜひその目で見てほしいなと、僕はイベントを企画しながら考えていました。
『言葉』で自己啓発的な名言的なことを聴くより、彼の姿勢、態度を実際に見た方がきっと良いぞと、僕は思ってました。
いま、お盆前のつい先日ツルハシブックスで購入した「20歳の自分に受けさせたい文章講義」(著・古賀史健)を読んでて、読み手に届く文章を書くには「10年前の自分」に語りかけるように書くこととアドバイスがありました。
なので、今回は「10年前」の23、24歳の頃の悩み、葛藤していた自分に向けて今回の「つるさんぽ」特別編を書きます。23、24歳くらいの自分に良く似た人間が読んで面白いと言ってくれたら本望と思いながら。
では、お盆に発行の「つるさんぽ」特別編、時間や空間、アートの中を散歩する感覚で読んで頂けたらと思います。
では、今回も出発します!「つるさんぽ」スタート!!
SATOSHI FUJIMA ライブペインティイング作品の一部分
フェルメール「真珠の耳飾りの少女」を引用。
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