玉城ちはる 『風になれば』
この本は、シンガーソングライターの玉城ちはるさん(Kiroroのボーカル)のエッセイ集。
わたしがこの本に出会ったのは大学1年生のころでした。
「自分は何者なんだろう?」「生きるってなんだろう?」と、もやもやとした不安を感じること、あなたにもありませんか?
この本に出会ったときのわたしがまさしくそうでした。不安を言葉にできなくて、だれにも話せなかったことを覚えています。
そんな当時、この本を読むと、不思議と心が軽くなっていくのを感じました。
自己啓発的でも教えを説くわけでもなく、きれいな言葉を使っているのでもなく。そうだからか、作者の素直で等身大の言葉が、今でもとっても暖かいなあと感じます。
忙しく過ぎていく日々の中で、日常の出来事や周りの人たち、そして自分の感情に向き合ってみること。
そんな時間をとってみると今をもっと感じて生きることができるかもしれないなあ、と
前向きになれる一冊です。
スキなイチブン
「今の人生が何より楽しく、唯一無二の生き方だなと思いながらも、いつかたどり着くであろう場所に向けて、今も、そしてこれからも、歌っていくのです。」
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