つるこぽん

2015年09月号 vol.21

ツルハシブックス十人十解釈

2015年09月30日 15:52 by iketo_hirokuni
2015年09月30日 15:52 by iketo_hirokuni

ツルハシブックスとは、
「ただいま~」といえる場所である

ツルハシブックスに行くとき、今日は誰がサムライかな~、誰か来てるかな~、などと思いながら歩きます。 店に入るといつもの壁ぎわの席に腰を下ろし、外の景色を眺めます。顔なじみの少年は相変わらす独り言を言いながらゲームに夢中。 週末に時間があれば一日中ぼーっとしながら、なんとなく来た人たちとたわいのないおしゃべりをする。
家庭でもなく、会社でもなく、第三の居場所です。 生きるのが辛くて、つらくて、逃げて、逃げて、しかし自分からは逃げられなかった。そんな私が流れついたのが新潟の内野。 今でも鮮明に覚えている東日本大震災が発生し世の中が暗く静まりかえった中でのひっそりとしたオープン。
私の手帳には、次のように記されています。
ツルハシとどう向き合うか
・意識を相手に向けよう
・自分の出来ることをやる
・自分が与える人になること(お金、友情、信用、情報)
大切なのは、どれだけ人に与えたか→自分がほしいものは、まず人に与えよう。 ささやかでも自分が与えられるものを見つけ、すぐに取り出せるようにしておく 。 
この言葉を読み返しながら、今日もツルハシへ 。

劇団員 西尾 光弘

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

ツルハシブックス十人十解釈

2015年12月号 vol.24

ツルハシブックス十人十解釈 ~劇団員 佐藤惠子~

2015年11月号 vol.23

ツルハシブックス十人十解釈~元店員サムライ 今井あゆみ~

2015年10月号 vol.22

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2016年08月号 vol.30

今回は職場体験でツルハシブックスに来てくれた中学生たちにインタビューをしてみま…

2016年07月号 vol.29

今回はお客さんたちから「サカノさん」に関する川柳を募集しました。 ウェブ版つる…